クロストーク02

営業 × 設計 × 精機 × ダイカスト

実際に三晶技研で働いている先輩社員たち。
部署の垣根を超えた対談です!

営業 × 設計 × 精機 × ダイカスト
森元 さん
本社営業部
2007年中途
本橋 さん
技術部設計
2018年新卒
堀田 さん
ダイカスト事業部
2007年中途
小西 さん
精機部
2020年新卒
TALK THEME 01入社年と入社理由を教えてください。
また、入社時と入社後に感じたギャップはありますか?
僕は、2007年に中途で入社しました。
以前勤めていた会社でも今と似たような(検査の)仕事をしていて、転職を考えていたときに、周りの人が、『三晶技研、良いよ』と勧めてくれたので、評判が良い会社なんだと思い、入社を希望しました。
入社してみると、大手メーカーさんの仕事が多く、測定器具も検査体制もしっかりしていて品質管理体制のレベルの高い会社だと思いました。
僕も、2007年中途で入社しました。
堀田さんと同じですが、仕事を探しているときに、三晶技研の募集が出ていて、周りの人から評判の良い会社だよ、と勧められて(試験を)受けることにしました。面接の際に営業職を勧められ、『チャレンジしてみよう!』と思いました。
当時ホームページをみて、会社独自のブランド製品開発などをやっている会社だと思って入社しましたが、色々なメーカーさんの発注を受け、客先の製品図を基に金型製作、製品を作って納めていることを入社してから知りました。
誰もが知っている大手メーカーさんの製品を作っていることには驚きました。
僕は、2018年新卒で入社しました。
大学での就職活動で調べていたとき、三晶技研の募集を見つけ、『一人、一型設計できる!』と募集要項にでていて、元々設計希望だったので、とても面白そうで、興味が湧きました。
入る前は、『一人、一型設計』をうたっているから、職人気質の人、頑固な人が多いのかな?と思っていましたが、入社してみると全くそんなことはなく、年齢問わず親切で話しやすい人ばかりで、良い意味でギャップを感じました。
僕は、2020年新卒で入社しました。
高校生の時、会社員というものがどういったものかはわからないまま、就職活動をしていました。その時に、三晶技研の募集が出ていて、工業高校生だったこともあり、「モノづくり」に興味が惹かれ入社を希望しました。
入社してからは、加工現場に配属されました。
初めて製造図面を見たときに、1000分の何ミリという見たことのない単位が出てきて、『自分にこれが作れるのか?』と不安にはなりましたが、先輩の方々のアドバイスや使用する機械もわかりやすいので、『こんな精密な部品が、自分でも作れるんだ!』と驚きと感動がありました。
営業 × 設計 × 精機 × ダイカスト
TALK THEME 02職場の雰囲気はどうですか?
職場は、コミュニケーションがとりやすく、何かあっても上司を含めとても相談しやすいです。検査という立場上、他部署に対して厳しく対応しなければいけない場面も多くありますが、他部署との関係を上手に築いていけるよう、上司や同じ職場の人たちに助けてもらえます。
団結というと大袈裟かもしれませんが、まとまった雰囲気があります。
設計は、一人一人が黙々と業務に打ち込んでいるため、フロアは、とても静かです(笑)
コミュニケーションは多くはないかもしれませんが、自分から教えて欲しいときに上司などに聞きに行くと、とても丁寧に説明をしてもらえます。
自分から進んで聞き、情報を集めていくことが大事な職場かな、と思います。
設計と同じく、営業も職場自体はすごく静かです。
でも、みんなとても仲が良いので、会話も多く、コミュニケーションはすごくとっていると思います。聞きにくい雰囲気は一切なく、上司含めみんなが親切に教えてくれます。
そして、営業はみんなイベント事が好きで、バーベキューや飲み会、温泉旅行など様々なイベントを企画し、行っている楽しい部署です!
現場では、機械を一人一台で作業しているのですが、時計と一緒で機械は何も教えてはくれません。
でも、上司の方に聞けば優しく丁寧に教えてもらえますし、僕が難しい作業をしているときは、上司が様子を見に来てくれ、声をかけてくださいます。
ですから、雰囲気的には、とてもやりやすい職場だと思います。
TALK THEME 03今までで印象に残っている仕事はありますか?
また、ぶつかった壁、それをどう乗り越えたかなどエピソードがあれば教えてください。
僕は、製品の外観検査などしていますが、ショートやヒケなど製品NG判定となる種類もいくつかあります。
その中でも余肉と言って製品に余分な箇所がついていたり、穴が開いていなければならないところに穴が開いてなかったりしている製品があるのですが、気を付けて見ているつもりが、見逃していることもあるので、悔しいと思うことは多々あります。
具体的な対策というのは無く、自分の目で見ている以上、自分で気を付けるしかないのですが、急ぎの時こそ、できるだけ落ち着いて、慌てず急がずを心がけるようにしています。
そして、どうしても人の目で見る工程なので、その日の検査員のメンタル状態で前日とは多少ジャッジの誤差が生じ、他部署からみると『何故ジャッジが違うのか』という意見が出ることもあるかもしれません。
ですから、特にプライベートのことを持ち込まず、ジャッジに誤差が生じないよう心がけていますね。
僕は以前、高難度の金型設計をした際に製品が無事に出て合格になるまで数か月間ずっと不安な気持ちを抱えたままになったことがありました。 その経験から、ずっと心配していても何も良いことがない、問題が起きた時に考えれば良い、肩の力を抜いて気楽に次に進む事が大事だと気づきました。 そして入社当初に上司から、もしミスをしてもすぐに上司や現場方々に相談して一人で抱えこまないように協力をお願いすることがとても大事だと。 ミスがあってもみんなの協力でカバーできる環境があるので心配するなといわれたことがとても心強く印象に残っています。
僕は、とある車種に載せる製品を試作で製作する仕事を受注したのですが、不具合が多く、設計をはじめ他の多くの部署と連携し、改善のための色々な作業を行った仕事が一番印象に残っています。
その後無事大量生産に入り、1回目に製品が出てきたときは、すごく感激しました。
今も、順調に量産をしています。本橋さんと同じですが、一人でできることはなく、色々な部署の協力が成功につながっていると思います。
僕は、とても時間のかかる作業を初めて任された時、どう作業すれば良いのかわからなかったり、図面通りの寸法が出ていなくて他部署からやり直しをするよう連絡がきたときは、かなり落ち込みました。
でも、上司を含め周りの方々がアドバイスをくださり気持ちを切り替え、次の仕事に望めるようになりました。
まだまだですが、最近では経験を積み、砥石の回転数を変えたり、油の塗り方など仕事に対して無駄のない色々な工夫ができるようになってきたと、実感しています。
営業 × 設計 × 精機 × ダイカスト
TALK THEME 04三晶技研はどういう会社だと思いますか。
三晶技研は、ベテランの方が多く、若い人が少なくなってきている気はします。
ダイカスト全体とすれば、『良い人材』が必要で、特に若い方にどんどん入ってきていただき、後継者を育てていけるようにしていくべきだと思います。
そして、現場の環境や設備整備などをしていくことで、製品にも良い影響が出るのではないかとは思います。
三晶技研は、冷たい人はいないですね。
古い体質と言われるかもしれないですが、利益だけを求めるのではなく、人と人の繋がりも大事にしていると感じます。
現場もそうです。製造業、特に工場の現場は、全員が朝から定時まで誰ともしゃべらず機械に張り付いているような堅いイメージがありました。
もちろん作業中はみんな集中はしていますが、先輩や他部署の方とおしゃべりしたり、相談したりもできるので、すごく堅いイメージとは全然違います。
確かに本橋さんや小西さんの言うように、『人』はすごくいいと思います。
ただ、普段から他部署との会話も多くするようにして、連携は取っているつもりなんですが、実際は部署ごとに考え方が違うな、と感じることが多いです。
三晶技研として目指すものへみんなでベクトルを合わせていくことが大事かなと思います。
営業 × 設計 × 精機 × ダイカスト
TALK THEME 05今後の取り組みや目標を教えてください。
僕は、品管として、鋳造された製品を検査していくので、より一層厳しく、しっかり合否判定を出せるよう、無駄を省いて合理化できるような検査をしていけるようにしていきたいと思います。
大きさや形状の全然異なる様々な金型設計があります。
様々な形状にどんどんチャレンジしていき、『お前になら何でも任せられる!』と言われるような、必要とされる人になっていければと思います。
営業は、会社の代表、窓口として最初に客先と商談などをする部門です。
客先との信頼関係を築くためにも、営業は色々な知見、知識を深めスキルアップすることが大切だと思います。
また、営業は一人でできる仕事ではなく、設計、加工、検査、生産であったり、いろいろな部署、人に協力してもらってできる仕事だということも忘れてはいけないと思ってます。
自分としては、普通に話を持っていくと色々な部署から受けたくないと言われる様な難しい仕事でも、難しいから引き下がるのではなく、例えば料理で言えば同じ食材でも違う味付けをすることでガラッと料理を変えてしまうように、社内の人たちが「じゃあ、やってみよう!」という気持ちになるよう話を持っていけるようになりたいです。
きっと、新しい技術を取り組もうという人たちがどんどん増えていくことで、前向きに仕事をしてくことができると思うので、営業としては市場や客先が求めている要望や要求などをいかに社内に展開していけるかを大切に考え、より良い製品を製作し、提供して行けるよう会社としても前向きにチャレンジしていければと思います。
僕は今年、汎用機(※1)から大型機械に変わり、まだ慣れていなくて作業に時間がかかることも多いのですが、目標時間内に仕上げれるよう、自分なりに工夫していき、早く先輩たちに追いつけるよう努力していきたいです。
それと、部署異動ということがほとんどないので、自分が作っている部品がどんな金型になって、どんな製品を作っているか理解できていないので、製品や金型のこと、会社の具体的なワークフローをもっと知りたいです。
※1 汎用機・・・手動ハンドルで操作する加工機械
僕たち品管は、見ればわかる製品も多いですが、種類によっては製品の一部だったりするので、最終が何になっているかわからなかったりします。
でも上司に聞いたりすると教えてもらえます。
会社全体としての情報の共有化があったほうが良いとは思います。
確かに、設計だからといって何に使われていて、どんな機能を果たすものか全部知っているというわけでもないですね。
僕たちも上司は大体把握されているので、聞いたりはしています。
今のを聞いて、営業としても、現場の方々にも自社についてより知ってもらうための機会を設け、出来た金型、製品を見てもらったり、工場見学会をしたり、社外だけでなく社内にも発信していくことを考えなきゃいけない!と思いました。
社内にも発信していくことで、みんなが社外の人へ『三晶はこういう会社です!!』とアピールできるようにしていく必要があると思います。
営業として、大きな課題だと思います。