クロストーク01

上司 × 部下

同じ設計部門の上司と部下。
入社から今までの仕事に関することを赤裸々に話してもらいます。

上司 x 部下
八川 さん
技術部設計
2000年新卒
大野 さん
技術部設計
1996年新卒
中坪 さん
技術部設計
2015年新卒
TALK THEME 01入社年と入社理由を教えてください。
また、入社時と入社後に感じたギャップはありますか?
1996年新卒で入社しました。
僕の時代はインターネットがなくポケベルの時代なので、どんな会社で何をしてるのか分からなかったので知り合いに三晶技研はどんな会社かと聞いたら、ビールを片手に仕事をしている会社だと言われました。
さらに自由で楽しそうに働いていると聞いて、それなら受けてみようと思い、志願しました。
入社試験のときは社長不在で面接のかわりに英語の試験にしますと急に言われ、面接無し??と戸惑った記憶があります。
入社後ですが、ビール片手に仕事はさすがに違ってましたが職場の雰囲気がとても明るくてすぐに馴染めました。
余談ですが、会社入ってすぐの社員旅行は沖縄、ボーナスは3回となんて良い会社だと思いましたね。
2000年新卒で入社しました。
僕は大学に来ていた募集内容を見て、待遇が良さそうだなと思いました。
ギャップというか、元々なんの仕事をしている会社か知らなかったので、こんなもんかぁという感じです(笑)
2015年新卒で入社しました。
僕の入社動機は建物が綺麗だったからですね。
面接の際に会社見学をしたんです。そしたら建物が綺麗で、新しそうだなと。
選考では面接というより、日常会話でした(笑)
もっとカチッとした会社かなと思ったんですけど、すごく自由な会社です。
上司 x 部下
TALK THEME 02大野さんと八川さんは入社してから長いですが、
設計の昔と今で違いはありますか?
昔は2次元の図面しかなく形状間違いのミスが多かったですよね。
製品図を反転し忘れて、製品の対象形を作ってしまったこともあったと聞きました。
設計と部品加工が終わって、部品を組立てるときに、間違いを指摘されることも多く、組立課からの内線電話は恐怖でした(笑)
昔の2次元の製品図だと高さが分からないので、製品図に色鉛筆で色塗りをしていました。
塗分けしても見分けがつきにくく苦労しました。色分けの美術系のセンスが問われる作業でしたね。
色塗りをして製品図を一生懸命描いてみましたが、最初の色塗りから間違えていて上司に「全然ダメじゃん」と言われた記憶が…(笑)
大学では化学系専攻だったので、図面なんて見たことも描いたこともなく、これは僕には向いていない無理だと思ったことも度々あります。
Solidworks(※1)のような3次元CAD(※2)が出てきてからは、凹凸がはっきり分かるので設計がとても楽になりました。
製品図通りに作るのが精一杯だったところに余裕が生まれ、より良い金型になるように時間を使えるようになりました。
設計ミスをしにくくなったので、プレッシャーもかなり減りのびのびと設計出来るようになっています。
3次元CADはもう手放せない大事なツールです。

※1 Solidworks・・・機械設計用途の3次元・CADソフトウェア
※2 3次元CAD・・・3次元(3D)データの作成を行うコンピューターツール
TALK THEME 03職場の雰囲気はどうですか?
設計のフロアは静かですね。
設計は自分一人の世界の中で黙々と仕事をしている感じです。
時間が経つのがとにかく早く、一週間・一か月なんてあっという間なのでもっと時間が欲しいぐらいです。
ただ設計はスタートから完成まで色々な仕事があるので上手く時間配分をしていくことが大事です。
仕事が集中してしまったときは声を掛け合って助け合いながら進めていくようにしています。
個々で仕事はしながら、チームとしても仕事が進むことを心がけています。
この職場はすぐ誰にでも相談できる雰囲気ですね。
十人十色の設計があり正解がない仕事なので、迷ったときには相談して背中を押してもらいます。
僕も同じで、設計は相談や質問がしやすい職場だと思います。
自分の席に上司に来てもらって画面見ながらの相談も気軽にできます。
上司 x 部下
TALK THEME 04みなさんそれぞれ印象に残っている仕事を教えてください。
今では考えられませんが、昔は納期に間に合わせるために徹夜してでもやるということが度々ありました。
明日お客様が来社されるまでに金型を完成させようと夜中ずっと会社に残って、そのまま次の日も…。
夜食でみんなでラーメン食べに行ったり、出前を取ったりしてました。
夜の仕事はみんなハイになって連帯感も生まれるので、夜は夜で楽しかったです(笑)
最近は設計も加工も納期管理もしっかり出来ているので、予定通りに完成するようになりました。
当たり前のことかもしれませんが、会社全体で取り組んできた成果だと思います。
僕は三晶技研過去最大サイズの製品の設計をしたことが印象に残っています。
CADで図面を書いていても大きいという実感は全くなかったですが、出来てきた部品をみて大きさや重さにビックリしました。
CADでは1mmでも500mmでも表示される大きさは同じなので、部品の大きさを理解して設計することが大事です。
また携帯電話用の小さいものだと金型部品も小さくなります。
部品が小さいと加工も難しくなり、加工方法から検討必要になることもあるので程良い大きさの設計がしたいです(笑)
僕が設計したものではないのですが、製品に不良が発生したので急に顕微鏡を持って選別に来て欲しいということで5人で1ヵ月も泊りで県外に行ったことが印象に残っています。
何百点の部品が組み合わさったなかから、たった1点の部品を確認する作業でした。
たった一点の部品の不良が後工程にこんなに迷惑をかけてしまっていることを知り、品質の重要さを身に染みて体感しました。
TALK THEME 05三晶技研はどういう会社だと思いますか。
とても自由な社風ですが、金型製作への情熱は熱く、妥協を許さない、良いモノを作るという考えが根本にあります。
コストはどうしてもかかってしまい高いと言われてしまうことも多々ありますが、三晶の金型は長持ちしてメンテナンスしやすいなどお褒めの言葉を頂くこともあります。
三晶技研に任せれば安心だと言って頂けるような会社を目指したいです。
金型づくりではどこにも負けない自信はありますね。
自由な社風ですが、自律性は大事だと思います。
上司 x 部下
TALK THEME 06みなさんの課題・今後の目標を教えてください。
僕は今まで設計したことがない難しい金型設計をやってみたいです。
あとは、会社に着くのがギリギリなので、朝7:30に家を出られるように頑張ります(笑)
中坪くんは自分から「やりたい」って言ってくれるんですよね。
自分から「やりたい」って言う人はなかなかいないので、とても貴重な人材です。
難しいものもできるようにもなってきてるので、新しいことにどんどん挑戦してほしいです。
会社に遅れそうになるとLINEがきますが、名前にお化けマークの絵文字しかなくて誰からきたのか戸惑います。名前ぐらい書こうよと(笑)
僕の課題は机の周りを断捨離して綺麗にすることですね。
いつか必要になると思って全ての製品サンプルを残しておくんですが、段々置き場所に困るようになって山積みに…(笑)
あと僕は今まで人に教えたことがないので、新人教育に取り組んでみたいですね。
サンプルを捨てられない気持ちは良くわかります。捨てたときに限って必要になったりするんですよね…。
僕は新しい技術に挑戦していく活動をしたいです。
サイクルタイム短縮、製品不良率の低減、グループ会社の三晶MECとの改善活動のなかで無駄を無くしてコストダウンにつながる活動もしていきたいです。
流動解析と圧力センサーや温度センサー、AEセンサーを組み合わせて金型の状態の可視化も出来たらと思っています。
あとダイエット頑張ります(笑)